コロナで居酒屋経営者は腹を括っている

「ウチのお店、コロナ期間、何もしてくれなくてクソです」

という居酒屋でバイトしてる少年の声を聞きました。

言いたいことはわかります。

わかりますが……。

経営者の気持ちも少し代弁させてください。

居酒屋はしばらく確実に売上は戻らないと思います。

もし戻る可能性があるとすれば。

「コロナに打ち勝ちました。どんどん外に出ましょう!」

なんて国が発表したら別だと思います。

それはなんだかんだTVやマスコミから発信される情報が一番影響力があると思うからです。

ただ国内に一人でもコロナ感染者の方がいる限り、ここ日本においてその宣言はないと思います。

となると、このままの戦いで、ジリジリ経済を戻していくことしか考えられません。

そう考えると、居酒屋はこれから長い時間、確実に売上は戻らないと思います。

コロナ前に超繁盛店だったお店や規模が小さいお店は売上が保てるかと思いますが、多分一般的に60%くらいの売上で落ち着くのではと思っています。(団体予約が減ると思っているから)

そうなるとこれまでの営業をしていると間違いなく利益は出ません。

利益が出ないというか、赤字だと思います。

仮にそれは、収益の構造を変えてどうにか黒字に持っていけたとします。

たださらに厄介なのはそこに借入の返済があることです。

コロナ期間中にほとんどの企業(お店)が存続のための調達をしているかと思います。

これは経営者にしか分からないかもしれませんが、投資ではない延命のための調達って辛いんです。

個人で言うと、どう例えればいいでしょう。

車を買う300万や、家を買う3000万の借金(投資)は前向きにできても、何かを弁償するために300万や3000万の借金しろ、てなると絶対誰もしませんよね。

全くたとえになってないかもしれませんが……そんな気持ちです……。

何も生まない借金って辛いのです。

で、周りのお話を聞いてるとこれまでの借入の倍しているような企業さんすらあります。

たとえば1000万の借入があったところが2000万。1億あったところが2億、といった感じ。

これまでであれば調達のタイミングは新店舗ができる時、(借入は膨らんでも気持ちが高鳴ります)だったかもしれませんが、今回はただただ借入だけ膨らんでいる状態、です。

無金利だからいいじゃんとかじゃなくて、返さないといけないお金は倍に増えてるんです。

以上、話をまとめると。

コロナ前より、倍返済していかないといけないのに売上は60%……(ヘタすりゃもっと低い)という現実がこの先確実に待っていますよ、と言う話です。

これが本当に恐いな、と思っています。

それが経営者の皆さんはわかっていながら、それでも今生き延びるために。

スタッフの皆さんを守るために。

身を削って資金調達してるのをわかって欲しいな、と。

バイト少年が苦しいのもわかります。

でも経営者もみんな今は辛いんです。

経営者は今だけじゃなく、この先ずっと辛いことも覚悟しています。

経営者も必死に生き延びようとしてるから、みんなそれぞれ頑張りましょうよ、て話です。

どっちが頑張ってる、とかの話じゃありません。

みんなで乗り切りましょう。

もう少ししたら居酒屋に、どんどん飲みに皆さん出て欲しいな、と切に願っております。

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ABOUTこの記事をかいた人

ムタカズヒロ

有限会社 Soul mate elevenという会社を経営しています。福岡県久留米市を中心に博多、佐賀、朝倉で飲食店をやらせて頂いてます。飲食店が真ん中にはありますが「好きな事」「楽しい事」をテーマに「ブログ」を書いたり、いろんなことにチャレンジしています。