良いお店って何ですか? と聞かれたので、利益が出るお店だと即答しました。
そこで話になったのは。
いや、利益なんかより美味しい料理が大事。
サービスが大事。
雰囲気が大事。
歴史が大事。
客数が大事。
スタッフさんのやりがいがある事が大事。
給与が高い事が大事。
大事な事は他にいろいろありませんか? です。
いろんな意見があると思いますが。
全て集約すると『利益が出るお店』につきると思うんです。
お客さんは来ないけど美味しい料理を作っている!
といくら言われたところで美味しいは算数みたいに数値化できるわけではないので、相対的にしか判断できません。
判断材料として一番わかりやすいのは客数くらいだと思います。
客数が伸びないなら残念ながら考えを改める必要があると思います。(もちろん本当に美味しいけど現時点で広まってない、という可能性もありますが)
それからたとえお客さんがめっちゃ来てくださってても、利益が出てなかったら、給与も上げれないし、現場は疲労困憊。
良いお店とは言えないと思うんです。
なぜ忙しいのに利益が出てないかを考え対策をうっていかないと、ですね。
とにかく給与を高くするにしても、福利厚生を充実させるにしても新しいメニューや設備に投資するにしても利益が出てない事には! という話です。
だから利益が出ているお店こそ、良いお店、と言えると思うんです。
ただここで難しいのは、利益を出す事を一番の手段にすると、利益は出ない(出にくい)体質になりがちだという事です。
こんな人はいませんが、極端な例で言うと
「ビールは高くしても絶対出るだろうから、ビールを1000円にしよう!」
みたいな考え方です。
利益を出す事が手段になると、絶対に良いお店にはなりません。
良いお店になるための手段こそが、料理であり、サービスであり、福利厚生であり、とにかくお客さまから喜ばれる何か(その何かが一番難しい)スタッフさんから喜ばれる何か、を考えて考えて絞り出す。そして喜んでもらった結果として、利益を出しましょう、という話です。
経営者が美味しい料理を作ってなんぼでしょ、なんてお金から目をそらすのは絶対ダメだと思います。