外食から独立する人が後を絶たない理由




外食経営者や業界内の人に会うと

「人がいない、人がいない」

「散々かわいがったのに辞めちゃった」

という話ばかりです。

それにしても飲食店、て次から次にできますね。できちゃ潰れ、できちゃ潰れ。

大変な業界だなぁと思います。

今日はなんでこんなにすぐ独立しちゃうか、についてです。

と言っても答えは明確なんですが。

誰でもできるから

簡単にできちゃうからです。

めっちゃくちゃ簡単なんですよ、飲食店の独立って。

「ウソでしょ」て思うかもしれませんが、本当に自動車免許取るより、原付の免許取るより簡単です。

なんてったって免許がいらないんです。

調理師免許がいる、と思っている人が多いですが。要るのは『食品衛生責任者』という資格のみです。

その試験というのは1万くらい払って6時間くらいの講義受けたら試験も何もなく終了です。原付免許ですら、試験があるのにですね。

こんなにも印鑑やら資格やら、何かと形を大事にする日本において信じられないくらい緩いスタートを切る事ができちゃうんです。

携帯ショップに長年勤めても、携帯作ろう! とはなりませもんね。参入障壁が高すぎます。

その点飲食は手軽すぎるのです。

独立心が芽生える瞬間

とは言っても初めは多分、ほとんどの人が独立する気なんてないと思うのです。

独立って何だか大っきな出来事でイメージが沸かない、というか。

ただそんな中、独立したくなる瞬間が訪れます。容易に想像できる、あるあるです。

主に2パターンだと思ってます。

その1:オーナーが店にいないパターン

3年、5年、10年と修行して、繁盛店の店長やらせてもらって、毎日バタバタ働いて、一通りの能力を身につけます。

朝から晩まで働き、休みも多くはありません。

仕込、調理、販売、接客、とお店の運営に加え、スタッフとのコミュニケーションなどやる事は山積みです。

夜中疲れ果てて帰って、ふと携帯を見ます。

そこで社長がいつも呑んだくれてるSNSを見るわけです。

「これだったら自分でやった方がよっぽどマシやな」

その2:オーナーがずっとお店にいるパターン

もう一つはオーナーがずっとお店に立つパターン。

同じく5年、10年経ちます。

始めは、料理や接客いろんなことを学びますが、いずれ、売上からお金の流れ、利益までなんとなくわかってきます。そうすると気づきます。

「いつまでも給与が上がる事はないな」

(オーナーがたとえどんだけ良い人でも原資がない)

これもしんどいです。

人は『今』きついのは、先に光るものがあればどうにでも我慢できます。

でも先が見えない辛さには耐えれません。

このまま50歳、60歳になっていいのか? 葛藤があります。そして辿り着きます。

「これくらいの給料なら、自分でやっても残せそうだな」

こうした自然な流れでみなさん独立への道を進んで行かれます。

会社に残ってもらう唯一の方法

じゃあどうやったらいつまでもみんなが会社にいたいと思ってくれるか。

これはもう、1つしかないと思っています。

それは、会社が成長し続ける事です。

これ以外に人を繋ぎ留めておくことなどできません。

そもそも縛る、なんて、発想が間違いで、いたいと思ってもらう事が大事です。

「この会社の10年後が楽しみ」

「どんどん給与が増えそう」

「お店が増えそう」

「新しい事にチャレンジできそう」

別に店舗を増やす事だけがゴールではありません。

でも何かしら会社が成長していないとスタッフさん達がいつまでもいてくれる、なんて事は絶対にあり得ません。

結論

ずっと今のスタッフさんにいてもらいたいなら、トップは、お店、会社を進化させ続ける。

パパママ経営で良いなら、スタッフさん達にはノウハウだけ学んでもらって気持ちよく独立して行ってもらう、というのが一番良いゴールかと。

というわけで。

いつもスタッフさんがいなくなる、という人は、トップ、会社がスタッフさんからジャッジされて

「ここにいても先がないなぁ」

と思われているという事を自覚しておきましょう。

きっと今、トップである自分自身もそうやって飛び出したのではありませんでしたか

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ABOUTこの記事をかいた人

ムタカズヒロ

有限会社 Soul mate elevenという会社を経営しています。福岡県久留米市を中心に博多、佐賀、朝倉で飲食店をやらせて頂いてます。飲食店が真ん中にはありますが「好きな事」「楽しい事」をテーマに「ブログ」を書いたり、「オンラインサロン」を運営したり、楽しそうと思えば、どんどんチャレンジしています。