安室奈美恵さんのCD売上が初週で111万枚突破したそうです。
【オリコン】安室奈美恵ベスト初週111万枚で1位前人未到4年代ミリオンの金字塔
CDは売れなくなった、と言われる時代ですが売れるものは売れるんですね。
CDが売れない時代に売れたという事実
CDは売れなくなったと言っても売れるものは売れるのだなぁ、と思いました。
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いわゆるベストアルバムなので、聞いたことある曲ばっかりで、一曲一曲iTunesでも買おうと思えば買えるんでしょけど、もう曲を聞くという行為ではないんですよね。
最後、という思い出を買っているのだと思います。
最後に立ち会える今しかできない事、がCDを買うという行為なのだと思います。
たしかにCDが売れないのはわかります。
マーケットが証明しています。
ただし、CDで曲を売ってたら売れないわけであり、こうやって、思い出など、付加価値がつける事ができれば売れますね。
実際僕も、今ワンピースの主題歌になっているHOPEという曲カッコよくて、ずっとリピして聞いていますが、やっぱりCDは買ってないのです。
秋元康さんも曲を売るのではなくCDを握手券、応援券に替えました。
おニャン子からAKBに至るまで、アイドルをデザインし、CDの売り方をデザインし、CDが年々売れなくなる時代にCDを売り続けてきました。
紙の本も売れる
紙の本もkindleなど電子書籍の登場により、売れなくなった、と言われています。
それもマーケットを見る限り本当だと思います。
本の利点は
「これまでと読み方を変えたくない。」
「本じゃないと読んだ気にならない。」
「本棚にコレクションしたい。」
というような人が存在する事くらいかと思います。
不利な点は、重たいし、かさばるし、電子書籍のようなメモ機能もないし、電子版より高いし、買いに行かないといけないし。
理屈で考えると、電子書籍に叶いません。
それでもキンコンの西野さんは紙の本の売り方、届け方をデザインし、魔法のコンパスや革命のファンファーレを人々の手に届けています。
えんとつ町のプペルに至っては、5000部売れればベストセラーといわれる絵本業界で30万部越えの快挙を成し遂げています。
全ては売り方、届け方次第
CDも本も登場した時は、それらを利用しない限り、聞くことも読むこともできませんでしたが、ネットの登場で、聞くためのCD、読むための本という役割は終わりました。
そういう事にいち早く気づき、売り方、CDや本の存在意義をアップデートし続けた人たちが売り続けてきました。
CDや本が豪快に売ってる方がいるのでわかりやすいですが、飲食店なんかも一緒だと思うのです。
本来の目的は腹を満たすことだったと思うのですが、いろんな付加価値をつけることで、その店らしさを作り上げています。
飲食店のよくあるサービスで言えば、誕生日を祝う飲食店なんかも、まさに食べる事に思い出を乗っける付加価値であり、こういう点で売り方、存在の意義は進化し続けているなぁ、と。
クルマだろうと家だろうと何でも一緒だと思います。
何をするにしても、そういう付加価値を考え続けるクセがすごく大事だなぁ、と思います。
その思考をなくすと、すぐに時代に置いていかれます。
そして、売れない理由を時代や環境や世の中のせいにしかねません。
そんな超カッコ悪い未来だけはなんとしても避けたいのです。