チェーン店が大好きです。
どこへでも行きます。
しょっちゅう行きます。
下手なセミナーよりチェーン店が先生
とても図体が大きいのに、流行を追ったメニュー変更やオペレーションも行く度に変わっていて、毎回勉強になります。
大手がこんなに努力しているのに地方の個店が努力せず生き残れるわけない、と毎回背筋が伸びます。
大手以上に切り口を変え努力しないと、勝てるはずがありません。
そういう意味で、チェーン店は先生ですし、好きです。
でも時々、料理人の方と話をしていると、
「あそこの料理は不味い。」
「なんで流行っているかわからない。」
という話が出てきます。
おっしゃる通りだと思います。
なぜ流行っているかを考える
なんで流行っているか知ろうとしないから、自店の売上を伸ばす事に苦戦してしまうわけです。
だってなんで流行っているか?わからないんですから。
たしかに、
「なぜこれが数ある商品の中から、商品開発という狭き関門を突破して商品と化してしまったのだろう?」
と思うときはあります。
でもその裏を考えることにこそ、意味があるわけで。
どういう意図があるか?
狙いは何だったのか?
狙いはハマっているのか?
外してしまっているのか?
そういうのを考えるのが楽しいわけです。
世間から必要とされないと
どんだけ料理人の方がチェーン店や繁盛店を馬鹿にしたところで、多くの人に必要とされ、人々の心やお腹を満たしている点では負けているのです。(心を満たすの個店かもですね。)
その人が
「いや、俺はゴッホだぞ。時代が付いてきていないのだ。俺の死後評価されるだろう。」
と高い志を持ってやっておられるならそれはそれで止めませんが。

やっぱり今。
たくさんの人に食べてもらいたい。
美味しいと言ってもらいたい。
これが誰しも本音でないでしょうか?
それでも

「だからおれはゴッホだぞ」
というならご自由に、です。
もちろん大手と同じことはできないし、そもそも同じ土俵で戦ったところで勝てる要素は0ですが、自分たちなら同じ狙いでもどう表現できるか?
そして、なぜ売れているか?というなぜ?や、人が必要としている何か?を読む能力を鍛える事こそが大事なことだと思います。