ITの進化により、どんどん便利な世の中になっています。
それま物凄く良いことだと思うけど、同時に悲しい事もあります。
クロネコヤマトさんの例
クロネコヤマトさんが値上げとなりました。
値上げしたコストは下流に流れ流れ、生活の色んなところで値上げが起きています。
でも値上げも当然かな、と思いました。
ニュースで見ましたが再配達依頼があっても7日連続いない人とかザラ、だそうです。
街頭インタビューで若者が
「いや~どうせまた明日頼めばいいからいっかな~。と思って外出してしまいます。」
と笑いながら答えていました。
あれ見たら、相当腹立つだろうな。
再配達依頼をサッと携帯一つでできるのは便利です。
飲食店の例
飲食店でも電話じゃなく「ネット予約」の世の中になりました。
営業時間になる電話の本数が減ってラクになった、というとても良い面を感じると共に、当日キャンセルや無断キャンセルが感覚値でいうとすごく増えた気がします。
これもきっと、そのボタン一つでできちゃう「ネット予約」の向こうで、シフトが組まれ、多くの人が出勤し、材料を仕入れ、仕込みをし、他のお客様を断って・・・。
という姿が想像できないからかな、と思います。
1件1件、電話でお受けしていた時は、相手もヒト対ヒトとして、接してくれていました。
一人減るからいいですか、と前日までにご連絡を頂くことも多かったですが、そういうことも減りました。
便利すぎて相手を想う人が減りつつある気がする
なんでもITでスマートになるのは、世の中が冷たくなる感じがして個人的な感情としてはちょっと嫌ですが。
そうは言っても僕もフルフルにITは活用させてもらってるし、それで空く時間で、人にしかできない事に集中できるわけだから、良いことの方が多いのは間違いありません。
必ず、これからもそんな便利な(人によっては冷たい)世の中へと加速すると思います。
ただ便利になるのはすごい良いことですが、あまりに簡単すぎてその向こうで、たくさんの人や物が動いてることを想像すらできない人がいる世の中になってしまってる事はすごく危険だな、とも思います。
便利と共に温かみ、みたいなものが消えているような気がします。
最大限ツールとしてITは活用しながら想像する、相手を想う。
そういう人にしかできない事は失わないで欲しいものです。
ちなみにクロネコさんは個人的にですが、再々配達をやめたら良いと思います。
有り難すぎる過剰なサービスなのかな、と。
再配達で本人が指定した時間にいないのであれば、自己責任で営業所まで取りに越させたらいいんじゃないか、と。
そうやって配達してくださる有難さを教えてあげる方が親切のような気がします。
『取りに行くのはめんどくさいから次回からはちゃんと家にいよう』
と思ってもらえないと、ですね。
お客様は神様、の精神で良いと思いますが、あくまで、お客様であれば、かなと。
お客様が最低限のマナーを守ってくださるお客様でいてくれない以上、飲食店でも、クロネコさんでもお客様としてみなすことなどできないですよね。

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