レンタルで借りたCDや誰かに借りた本は丁寧に扱いますが、自分で買ったものの扱いって、ついつい適当になりがちです。
人は自分の所有物だ、と思うと少しだけ雑に扱ったりする傾向があるように感じます。
だから何でも「借りてるもの」「預かってるもの」と思うくらいがちょうど良いんじゃないかな、と思っています
そもそも自分のモノなんて何一つない
会社に関わるものも、すべてそうですね。
社員さんもアルバイトさんも別に会社の所有物ではありません。
今、たまたま居て下さっているだけで、むしろ助けてもらっている側でもあり、会社が「借りている」「預かっている」大切な存在です。
そう思えば、雑に扱うようなことは絶対ありません。
お金もそうで、売上や出た利益も会社のものでも何でもありません。
毎日入金される売上を自分のものように、傲慢に私的な事に利用して急降下していく人達をたくさん見てきました。
今この瞬間で切り取ると、たまたま会社の通帳に入っているかもしれませんがそれは自分のものでも、会社のものでもなんでもなく、世の中かから必要とされた対価として、「預かったもの」であるという事。
預かったお金を正しくスタッフさん達に分配し、正しくお客様のために投資し、適正な利益をだす。
そうやって預かったお金をきちんと流通、回転させていくことが大事ですね。
そういう事に長けている人、センスがある人を世の中は優秀な経営者だと言います。
スタッフさんにしてもお金にしても、自分のものだと思うと。
思い通りにならないとすごくイライラするし、手放したくない、と固執しちゃうし、良い判断ができなくなるような気がします。
だから丁寧に感謝しながら扱わないと
これは本当に何にでも言えることかな、と思っていてそれこそ会社とは全く違う事でも
「俺の女に・・・。」
という言葉があります。
まぁ実際に現実の世界で使う人を見たことはあまりありませんが、あれも(相手が)自分のもの、という意思の表れかと思います。
それから、よく子供の人生にびっしりレールを敷き自分色に染めようとする親御さんもおられます。
あれも子供を自分のもの、と考えている方の教育なのかな、と思います。
そんな思考の人は相手が思い通りにならない場合、いつもイライラしちゃうんじゃないかな、と思います。
子供だって自分の人生があるのであって、親のものでも何でもありません。
そう思えば、今、近くにいてくれている。
今、何かを一緒にしてくれている。
そういう事にすごく感謝できるし、丁寧に扱ったり、接っしたりする事ができます。
そうやっていろんな人からイロイロな物や気持ちを「借りたり」「預かったり」しながら自分の方が生かされている、と思ったらすごくラクな気がします。
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